韓国バッテリー大手『SKオン』ギブアップ! 希望退職募集でリストラ突入

広告
おススメ記事

韓国『SKグループ』の車載用電池メーカー『SKオン』窮地に陥り、とうとうリストラです。

『SKオン』が2024年09月26日に全従業員に対して希望退職と自己啓発無給休暇職に関連する「ニューチャプター支援プログラム」を通知した――ことが分かりました。「人生の新章を開くのを支援しますよ」ということでしょうか。

希望退職については昨年11月前に入社した従業員が対象です。年間賃金の50%と短期インセンティブが提供されます。

自分のスキルアップを目指して進学する場合に2年間の給与の50%を支援し、職務に関連する学位を取得後、復職した際には残りの50%まで支援する――となっています。果たして復職できる保証はあるのでしょうか。

『SKグループ』の崔泰源(チェ・テウォン)会長は、これからの『SKグループ』は半導体・バイオ・バッテリーを成長動力とする――と語っていたのですが、バイオとバッテリーの方はどうやら駄目になりかかっています。

バッテリーについては、当初は巨額の資金を投入して設備を整えたのですが、期待された『SKオン』は11四半期連続の赤字で業績は全く低迷しています。

『SKオン』2023年業績
総売上:12兆8,972億ウォン
営業利益:-5,818億ウォン

電気自動車のブームに暗雲が垂れこめ、需要が失速しましたので、車載用バッテリーがこれまでのように売れなくなるのは当然のことです。

また、車載用バッテリーは『CATL』を筆頭とする中国企業が大きくシェアを伸ばし、韓国企業はシェアを落としています。『SKオン』がリストラによって立て直せるかは大きなポイントになりそうです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました