2024年09月26日、中国外交部の定例記者ブリーフィングで面白いやりとりがありました。
↑2024年09月25日、海上自衛隊の「さざなみ」が台湾海峡に入り、十数時間かけて通過。
中国外交部のプレスリリースから以下に引いてみます。
韓国『KBS』の記者:
25日、日本の海上自衛隊の駆逐艦が初めて台湾海峡を通過した。日本のメディアによると、この行動は中国の日本周辺での軍事活動に対応するもので「航行の自由」を主張しているとされています。これについて、中国の立場は何でしょうか?
林剣:
台湾問題は中国の主権と統合の一体政治的基盤であり、日中関係の政治的基盤に直接侵入する不可能なレッドラインである。日本の自衛隊艦船の台湾海峡進出活動に対して、中国軍は法律に基づいて処理した。中国側は日本側の政治的意図に対して強く警戒しており、日本側に厳重な抗議を行った。
日本側は1972年の『日中共同文書』において明確な約束をしており、それは日本国政府が中華人民共和国政府を中国の唯一合法な政府として認めたというものだ。
日本政府はこの中国政府の立場を十分に尊重し、『ポツダム宣言』第8条の立場を遵守することを表明する私たちは日本側に対して、台湾問題に関して約束を守り、慎重な判断を求め、中日関係や台湾海峡の平和と安定を乱すような行動を取らないよう強く主張する。
ご注目いただきたいのは、自衛隊の艦艇が台湾海峡を通過したことについて、なぜか韓国メディア『KBS』が中国外交部のご意見伺いを行っていることです。
「航行の自由」を主張して――などという惹句までついています。
これは「オヤビン、あいつこんなことを言ってヤスぜ」という手下のご注進なのでしょうか。韓国『KBS』の真意はよく分かりませんが、三下感全開の質問であることは確かです。
(吉田ハンチング@dcp)