日本メディアもすでに報じていますので、読者の皆さまもご存じでしょうが、中国の最新鋭の原子力潜水艦が沈没した――という報道が出ました。
一番先に報じたのは『Wall Street Journal』で、以下の記事です。
有料記事なので引用できませんが――アメリカ合衆国高官が匿名で語ったところによると、
中国の新型攻撃型原子力潜水艦が05月から06月の間に桟橋の近くで沈没した
――となっています。
これが事実がどうか?――ですが、Tom Shugartさんが以下のように『X』に投稿しました。
アメリカ合衆国・国防総省が以下を認めた:
・新造の中国人民解放軍海軍(PRC)の潜水艦が武漢の桟橋で沈没した。
・その潜水艦は新しいクラスの最初の艦であり、「Type 041 Zhou」と呼ばれている。
・中国がこの事故を隠蔽しようとした。
・国防総省はその潜水艦が原子力推進であると表明した。
このシュガートさんは、防衛アナリスト、元米軍潜水艦の乗員でシンクタンク『CNAS』(Center for a New American Security)の非常勤シニア・フェロー。
情報の出元が『Wall Street Journal』ですし、信憑性はあるものと思われます。
しかし、実は中国語メディアでは07月すでに以下のような写真と共に「2024年06月中に武漢の武昌造船所において、中国人民解放軍の039A型元級原子力潜水艦が沈没し、周囲で4隻のクレーン船が作業を行っている」――という情報が出ていました。
今回の『Wall Street Journal』の報道は沈没事件が確かにあったと追認するものといえそうです。
(吉田ハンチング@dcp)