韓国検察が「李在明の偽証教唆」無罪判決に控訴! 偽証が有罪で、なぜ教唆が無罪なんだ――という話。

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2024年11月25日、韓国最大野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)さんの2発目の判決が出ました(第一審)。

これは確実にアウトだろう――という予測だったのですが、ソウル中央地方裁判所第33部は、なんと無罪判決を出しました。


↑いい笑顔の李在明(イ・ジェミョン)さん。

面白いのは――偽証を行った人は有罪になっており、李在明(イ・ジェミョン)さんが証人に対して「偽証してくれ」と述べた証拠もあって、裁判所はそれを認めているのに、無罪判決が出た――という点です。

おさらいすると、そもそもこの裁判は、李在明(イ・ジェミョン)さんが公職選挙法違反で裁判となった2019年02月に、故・金炳亮(キム・ビョンリャン)元城南市長の元秘書であるキム・ジンソンさんに「虚偽の証言を依頼した」というものです。

なぜ無罪判決が出たかというと――検察が提出した証拠だけでは、李在明(イ・ジェミョン)さんに偽証を教唆する故意があったと認めるのは難しいとし、犯罪事実を証明できない――と結論付けたためです。

「は?」という話なのですが――2024年11月29日、検察はこの判決を不服として控訴した――と報道が出ました。

検察は当該判決について以下の2点に問題があるとしました。

●キム・ジンソンさんの偽証が李在明(イ・ジェミョン)さんの教唆によるものであると認めながらも、最大の利益を得たイ・ジェミョンさんに故意がないと判断した点。

●李在明(イ・ジェミョン)の教唆に基づくキム・ジンソンの偽証行為を認めつつも、これを「通常の証言依頼」に過ぎないと判断した点。

ちなみに偽証を行ったキム・ジンソンさん(李在明(イ・ジェミョン)さんに併せて起訴されました)は、有罪となり罰金500万ウォンの判決を出されています。検察はこの量刑についても不服とし、李在明(イ・ジェミョン)さんに併せて控訴しました。


↑裁判所で無罪判決を受け、意気揚々と国会に戻ってきた李在明(イ・ジェミョン)さん(2024年11月25日)。

この裁判も大法院まで行くでしょう。第二審でも検察が負けたら、検察側の心が折れるかもしれませんが、それで気を抜くと、李在明(イ・ジェミョン)さんと左派・進歩系が調子に乗るので、最後まで戦うべきなのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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