韓国『アシアナ航空』は先にご紹介したとおり2020年は「当期純利益:-2,648億ウォン」と赤字で終わりました。
ただし、第2四半期は奇跡の黒字でした。これは、コロナ禍で旅客が減る中、貨物輸送に転じたおかげです。実際、『アシアナ航空』の2020年の売上「3兆5,599億ウォン」のうち「2兆1,432億ウォン」は貨物輸送が上げています。
2020年『アシアナ航空』の売上の60.2%は貨物輸送で上げたことになります。
「2兆1,432億ウォン」は貨物輸送の売上としては『アシアナ航空』過去最大です。
旅客シートを撤去して貨物を運べるように改造し、飛行機を貨物輸送に転用した結果が出たのです(結局会社は赤字でしたが)。
旅客が戻っていないので、『アシアナ航空』はこの路線をさらに押し進めようとしています。
「A350」をさらに2機改造。エコノミー座席を収納スペースにして1機当たり23トンの荷物を積めるようにします(航空貨物用パレット24枚)。
『大韓航空』との合併が推進されていますが、とにかく日銭は稼がないといけません。さて、この貨物作戦はうまく運ぶでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)