2025年05月17日、韓国の前大統領である尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが、Facebookを通じて『国民の力』を離党すると公表しました。
以下がその全文和訳です。
愛する党員同志の皆さまへ
私は本日、『国民の力』を離れます。
これまで不十分な私を信じ、共に歩んでくださった党員同志の皆様に、頭を下げて感謝申し上げます。
今、大韓民国は自由民主主義体制が存続するのか、それとも崩壊するのかという、絶体絶命の岐路に立たされています。
私が大統領選の勝利を金文洙(キム・ムンス)候補ご本人に劣らず切に願うのも、今回の大統領選に大韓民国の運命がかかっているからです。
自由民主主義がなければ、持続可能な経済発展も、国民の幸福も、安全保障もありません。
それほど長くはない政治人生の中で共に歩み、私を大韓民国の大統領にまで押し上げてくれた「国民の力」を離れることは、大統領選での勝利と自由民主主義を守るために、今私ができる最善の道だと信じています。
党員同志の皆さまへ
私は党を離れますが、自由と主権を守るために白衣従軍※いたします。
※「官職を持たずに兵士や民間人の立場で軍に従って戦地に赴く」という意味
同志の皆さまにおかれましては、自由大韓民国と『国民の力』をより熱く抱きしめてくださることを願います。立場を超えて、より大きな一つとなってくださることを願います。
それこそが国と国民を守り、次世代に自由と繁栄を引き継ぐ道です。
党の無窮の発展と大統領選の勝利をお祈り申し上げます。
自由を愛する国民の皆さまへ
私が「国民の力」を離れるのは、自由大韓民国を守るという責任を果たすためです。
今回の選挙は、全体主義独裁を阻止し、自由民主主義と法治主義を守るための最後の機会です。
昨冬、自由と主権を守るために熱い情熱を共に分かち合い、確認しあった国民の皆さま、青年の皆さま、
「国民の力」の金文洙候補に力をお集めください。必ず投票にご参加ください。皆さまの一票一票が、この国の自由と主権を守り、繁栄を築く道です。
私はいつも皆さまと共にあります。皆さまからいただいた激励と応援への感謝の気持ちを決して忘れません。
重ねて、心より感謝申し上げます。
2025年05月17日
尹錫悦(ユン・ソギョル) 拝
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの「今回の選挙は、全体主義独裁を阻止し、自由民主主義と法治主義を守るための最後の機会です」という指摘は正しいですが、『共に民主党』の統一候補である李在明(イ・ジェミョン)さんの勝ちは見えています。
Money1でもご紹介したとおり、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が韓国にとって最後のチャンスでした。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが戒厳を宣布し、それが解除されたときに、最後のチャンスはおわりました。
今回の選挙は「最後の機会」ではありません。それはもう失われています。
この第21代大統領選挙は「韓国のおしまい」を確認する選挙なのです。
(吉田ハンチング@dcp)