あっち行ってくんねーかな……という話です。
トランプ大統領は、「台湾に謝謝、中国にも謝謝」な韓国を忌避しています。
合衆国はリソースを集中して中国を封じ込めようとしていますが、「いらねーや」とレッドチーム側に蹴り飛ばされると、韓国は経済も安全保障もすべてがゼロからやり直しです。
背筋が寒くなってきたためか、韓国が日本にすり寄るようになっています。2025年08月23日には、大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが訪日する予定です。
(何を言ってるのかまったく分からない)石破茂と日韓首脳会談を行います。

Money1でもしばしば触れているとおり、韓国メディアがCPTPPに対する言及する回数が増えてきています。『NEWSIS』が面白い記事を出していますので、以下に記事から一部を引きます。
(前略)
トランプ政権発足以降、グローバル覇権競争の激化と、多国間自由貿易秩序への大転換が本格化する中で、李在明(イ・ジェミョン)政権が包括的・漸進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)への加盟推進を本格化させるかどうかが注目されている。(中略)
CPTPPはアジア・太平洋地域の経済統合を目標とし、工業製品や農産物を含むすべての品目の関税を撤廃し、政府調達、知的財産権、労働規制、金融などあらゆる非関税障壁を取り除き自由化を進める協定である。
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナムが加盟国であり、最近イギリスがCPTPPに加入し、加盟国は12カ国に増え、経済圏は欧州にまで拡大した。
わが国の場合、輸出市場の安定的確保や域内供給網の強化のため、経済界が継続的に加盟を求めてきたが、反日感情が高かった文在寅政権では、加盟推進を決定した後も加盟申請書提出などは実行されなかった。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権では発足後、CPTPP加盟推進を試みたが、『共に民主党』の反対に阻まれ、国会への報告すらできず、加盟計画は有耶無耶となった。
李在明(イ・ジェミョン)政権ではCPTPP加盟を再び試みる可能性が高いとの見方が優勢である。
(中略)
CPTPPに加盟すれば、日本とFTAを間接的に結ぶ効果を得られ、原産地累積認定制度を実施しているため、中国依存度を下げ、米中貿易摩擦の中でも安定的な供給網を確保できるという点は利点とされる。
(中略)
一部では、合衆国新政権発足後、保護主義が強まり、グローバル貿易秩序が世界貿易機関(WTO)中心の多国間貿易から離れ、二国間および複数国間協定中心に急速に再編される可能性があるだけに、経済・通商・安全保障の観点からCPTPP加盟を急ぐべきだという声も上がっている。
権南勲(クォン・ナムフン)産業研究院院長は、「米国の『公正で相互的な貿易』から『戦略的独立』への通商政策方向の変化に伴い、韓国に対する二国間圧力とともに新たなグローバル通商規範リスクが発生している」と通商環境を分析した。
続けて、「グローバル規範形成への参加および合衆国・日・豪など価値を共有する国との協力基盤を強化するため、CPTPPへの早期加盟を推進し、紛争解決機能のために合衆国、EU、日本など立場の近い国々と代替協議体を設ける必要がある」と意見を述べた。
ハミゴにされそうなので、日本にすり寄っている――という内容です。
もう何度だっていいますが、韓国はCPTPPには加盟できません。福島処理水でウソを言い立て、日本からの海産物の輸入も禁止しているような国はCPTPPには入れません。
また、加盟申請しているのは、2024年11月時点で以下の7カ国です。
中国:2021年09月16日
台湾:2021年09月22日
エクアドル:2021年12月17日
コスタリカ:2022年08月10日
ウルグアイ:2022年12月01日
ウクライナ:2023年05月05日
インドネシア:2024年09月25日
※「:」は加盟申請日
申請書を出した順番に加盟について議論されるわけではない点に注意してください。
中国は「2021年09月16日」に申請したのですが、失笑を買って、本件については棚上げ。
「2022年08月10日」に申請したコスタリカの加盟についてが先に議論されています。
合衆国のトランプ政権が「WTO体制はもうおしまい!」と宣言しましたので、CPTPPは「価値観を同じくする国々が自由貿易体制を維持するためのプラットフォーム」になる可能性が高まりました。
これについてはずいぶん前にご紹介しましたとおりです。
そこで、今回の『NEWSIS』の記事をご覧ください。
「グローバル規範形成への参加および合衆国・日・豪など価値を共有する国との協力基盤を強化するため、CPTPPへの早期加盟を推進し、紛争解決機能のために合衆国、EU、日本など立場の近い国々と代替協議体を設ける必要がある」
――なんて書いてあります。
この記事最大の失笑ポイントはここです。
韓国は「合衆国・日本・オーストラリア」と価値観を共有する国ではありません。
少なくともこの3カ国は、台湾で有事があったら、台湾を防衛すると腹をくくっています。その意味ではフィリピンそうです。
韓国大統領になりおおせた李在明(イ・ジェミョン)という生来のウソつき、前科四犯の人物は、台湾有事について「宇宙人が攻めてくるようなことがあれば考える」と述べています※。
こんなウソつきが大統領をやっている韓国が「合衆国・日本・オーストラリアと価値観を共有する国」なわけないでしょう。
したがって韓国は断じてCPTPPには加盟できません。

もしすり寄ってきたら、高下駄で顔面を蹴り飛ばしてやりましょう。
※合衆国誌『TIME』のインタビュー(2025年05月29日公開)で、「中国が台湾を侵攻した場合、台湾を助けるのか?」との問いに対し、「宇宙人が地球を侵攻したら、その時に考えてみる」と答えました。
(吉田ハンチング@dcp)






