2025年08月15日、韓国では光復節の式典が開催されました。毎年、この日には大統領が記念演説を行います。

とうとう韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんがどんなことを述べたのか、以下に引きます。
「日本と未来志向的な共生協力の道を模索する」
「日本政府が過去の痛ましい歴史を直視し、両国間の信頼が損なわれないよう努力してくれることを期待する」
「今年は光復80周年であり、韓日国交正常化60周年だ。過去を直視しつつも未来へ進む知恵を発揮すべき時だ」
「日韓両国は長い間、曲折のある歴史を共有してきたため、日本との関係確立の問題は常に重要な課題だ」
「われわれのそばには依然として過去の歴史問題で苦しむ方々が多く存在し、立場の違いによる葛藤も大きく存在している」
「同時に、われわれは過酷な日本帝国の植民地支配に立ち向かいながらも、いつかは日韓両国が真の隣人になれるという希望を捨てなかった独立志士たちの夢を記憶し、先烈たちの切実な念願を受け継いでいかなければならない」
「日本は庭を共に使うわれわれの隣人であり、経済発展において切り離して考えることのできない重要なパートナーだ」
「両国が信頼を基盤に未来のため協力するとき、超格差人工知能時代の挑戦も十分に乗り越えられる」と述べた。
「国益中心の実用外交の原則で、シャトル外交を通じて頻繁に会い、率直に対話しながら、日本と未来志向的な共生協力の道を模索する」
「現在、北側の体制を尊重し、いかなる形の吸収統一も追求せず、一切の敵対行為を行う意思もないことを明確にする」
「光復80周年である今年が、対立と敵対の時期を終わらせ、平和共存と共同成長の朝鮮半島新時代を共に開いていく適期だ」
「平和な朝鮮半島は『核のない朝鮮半島』であり、周辺国との友好的協力を基盤とする朝鮮半島だ」
「非核化は短期間で解決できない複合的で難しい課題だが、南北、米朝対話と国際社会の協力を通じて平和的解決の糸口を探しながら、朝鮮半島の平和と南北関係の発展に対する国際社会の支持と共感を広げていく」
「南北間の偶発的衝突防止と軍事的信頼構築のために、『9・19軍事合意』を先制的・段階的に復元していく」
「信頼を回復し、断絶した対話を復元する道に北側が応えることを忍耐を持って期待する」
「国民主権政府は就任直後からビラ散布の中止、大北向け拡声器放送の中止などの措置を取った」
「今後もわが政府は、実質的な緊張緩和と信頼回復のための措置を一貫して取っていく」
「誇らしい抗日闘争の歴史を称え、独立有功者の名誉を守ることは、われわれ共同体の過去と今日、未来を守る道だ」
「独立闘争の歴史を正しく記録し、国民と共に記憶する」
「生存している愛国志士の方々に格別な礼遇を尽くし、独立有功者遺族の補償範囲もさらに広げる」
「われわれの政治は国民の期待と目線に及んでいない」
「今こそ政治文化を変えなければならない」
「古い理念と陣営に基づく分裂の政治から脱し、対話と譲歩に基づく連帯と共生の政治を共に作っていくことを、この場を借りて改めて提案し、促す」
現在のところ表立って反日姿勢を明らかにしていませんが、天性のうそつき、前科四犯のこの人物はそもそも反日家であることを忘れてはなりません。
アメリカ合衆国から「日本と揉めるんじゃねえぞ」と釘を刺されており、またトランプ大統領との会談が2025年08月25日に予定されているため、猫をかぶっているだけです。
こういう「擬態」に日本政府、石破茂が騙されないことを祈念します。
「過酷な日本帝国の植民地支配に立ち向かいながら……」と述べていますが、大嘘です。
日本併合前の朝鮮半島国家は「(そんな概念もなかったけれども)国民のほとんどが奴隷」で、苛烈な中世国家だったのが本当です。
何もなかった朝鮮半島に近代を移植したのは日本です。「植民地支配に立ち向かい」がそもそも大嘘です。1919年に「3.1独立運動」が起こったのは事実ですが、その後は?
朝鮮総督府の指揮の下、李氏朝鮮時代の苛烈な社会から開放され、近代市民としての萌芽が見られるようになりました。朝鮮半島の人々は段々「日本社会」に慣れていったのです。
そうでなければ百貨店で買い物を楽しむ朝鮮人――などという風景は見られなかったでしょう。
実際、1919年の3.1運動以降は、大規模な独立運動など起こっていません。
「独立志士たち」が具体的に誰を指すのか言及がありませんが、これが「大韓民国臨時政府」を指すのなら、これも大嘘です。

上海に逃げ出し、お金に困って時の中国政府に追い使われる組織になりました。
上掲の先記事でも紹介しましたが「朝鮮独立運動を行い、日本と戦ってきたと喧伝された臨時政府なるもの」は、老人が身を寄せ合ってすすり泣く集団でした。
『大韓民国臨時政府』なるものについての、世界的な評価は「(朝鮮半島の独立について)何もしなかった」で概ね一致しています。
つまり、李在明(イ・ジェミョン)さんは「夢想の歴史に基づいた主張」を行っているのです。
このような事実に基づかない歴史観を持つ大統領が日韓関係に言及しています。これを大笑いといわずに何と評することができるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






