またまた韓国の借金増の話ですが、今回は韓国政府の借金ではありません。流動性の危機(要は「お金が回らない」ってことです)にある造船業界に韓国の国策銀行が支援するという話ですので、企業の借金増です。
2020年05月27日『亜州経済』によれば、韓国の国策銀行である『輸出入銀行』は、造船産業に「5.2兆ウォン」を突っ込むことを決めたとのこと。
記事より一部引用します。
輸出入銀行が新型コロナの拡大で苦しんでいる造船産業のため、5兆2000億ウォンを支援する。
輸出入銀行のパン・ムンギュ頭取は26日、蔚山(ウルサン)造船業界の現場を訪れ、このような支援意思を明らかにした。
(中略)
これに対しパン頭取は「輸出入銀行は新型コロナによる危機克服のため、今年、造船会社に対する資金供給計画を当初の3兆8000億ウォンから1兆4000億ウォン増やした5兆2000億ウォンに増額した」とし「新型コロナ以後、韓国造船業がグローバル市場の地位をさらに強固なものになるよう、輸出入銀行もすべての力量を動員して造船業界の危機克服に力を合わせる」と述べた。
⇒参照・引用元:『亜州経済』「輸出入銀行、造船産業に5.2兆ウォン供給へ 」
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
『輸出入銀行』がお金をくれるわけではないので、この5.2兆は要返済の融資です。
韓国の造船業は例によって中国企業の猛追にあっており、価格のたたき合いで利益の薄い商売となっています。ダンピング合戦ですと、親方共産党の中国企業に勝てるわけはないので、韓国機企業も技術勝負で利益率を上げていかないといけません。
しかし、その方面は海洋国家「日本」に優位性があるのです。
それでも「韓国の基幹産業」と称しているわけですからお金を突っ込まざるを得ず、面倒くさいことになっております。
(吉田ハンチング@dcp)