09月04-08日の週はズンズン日経平均が下がりました。09月04日(月)の終値「1万9,508円」から09月08日(金)の終値「1万9,274円」まで「234円」の下落です。ちなみに当月は月初日が金曜日でしたが、その09月01日(金)の終値は「1万9,691円」。01日から08日までの下落は「417円」もある壮絶な下落でした。
本日09月11日は、円高が一服(107円台から108円台へ戻っただけですけどね)したことから、さすがに反発。09月11日(月)終値「1万9,545円」でした。この「1万9,545円」は、2017年01月04日(水)の終値「1万9,594円」と奇しくもほぼ同水準です。
つまり、8カ月を掛けて「ふりだしに戻る」になっちゃったわけです。
●2017年09月11日は年初と同じ水準になりました!
上記グラフのとおり、2016年11月初頭のどん底からぐいぐい上がってきた株式市場も、ここに来て円高トレンドに阻まれているという状況です。地政学リスクなんてバカな話を除外すれば(本当に地政学リスクが問題なら円安になるはずですので、「そうは言っても日本にミサイルなんか落ちっこない」と考えている人々が多いわけですので)、これは「ドルがどうなるのか分からない」ことによる円高と考えざるを得ません。
Money1でもトピックとして触れていますが、トランプ大統領のよく分からない政治姿勢によって財政問題の先行きが不安視されていますし、FRBがどのような金融政策を取るのかも今ひとつ不透明です。もちろん「ハービー」「イルマ」という巨大ハリケーンの2プラトーン攻撃によって、インフラの破壊、雇用の喪失といったことが発生しているためでもありますが。自然災害だけでも大変なのに、トランプ師匠のせいで面倒くさいことになっているのも確かです。
それにしてもドルのぐらぐら感は日本にとってはいいことではありません。またその影響は「円」に対してだけではなく「ユーロ」にも及んでいるのです。ややこしいことになってきたユーロの話は次回に譲ります。
(柏ケミカル@dcp)