イギリスのEU離脱問題が揉めております。ブレグジットが決まったときからそう簡単にはいかないぞ、と予想されていましたが、ここにきてEU側のバルニエ首席交渉官が「(イギリスとの交渉が)行き詰まっている」と発言。
この発言を受けてポンドが下落。英国市場の主要株価指数は上昇しました。
EU側の強行な姿勢に対してイギリス側の反発も見られますが、あまりイギリスを刺激しても……とEU側が意識していることも確かです。
EU側が「離脱後2年間の移行期間を置くこと」をイギリスに提案することが提案されると、今度はポンドが対ドル、対ユーロで上昇。
提案の内容は、
●イギリスがEUに清算金を支払い、離脱協定に署名
するのであれば、
●離脱後の2年間はEUの単一市場と関税同盟に留まることができる
というものです。
ポンドは波乱万丈の上下動となっていますが、まだまだ何悶着もありそうな気配。投資家は欧州高官たちの発言から目が離せません。
(柏ケミカル@dcp)