韓国の基幹産業とされる「自動車産業」。完成自動車メーカーとしては『現代自動車(ヒュンダイ)』『起亜自動車(KIA)』が最も有名です。
両メーカーの2020年第2四半期の公表が発表されましたが、非常によろしくありません。
『ヒュンダイ』
売上高:21兆8,590億ウォン(前年同期比:18.9%減少)
営業利益:5,903億ウォン(前年同期比:36.3%減少)『KIA』
売上高:11兆3,688億ウォン(前年同期比:21.6%減少)
営業利益:1,451億ウォン(前年同期比:72.8%減少)
売上高だけ見ていますと、新型コロナウイルス騒動の中よくセーブしたといえるかもしれませんが、営業利益では「36.3%減少」「72.8%減少」ですから、これは「墜落」といってもいいレベルです。
特に『KIA』では「当期純利益」で見ると「1,263億ウォン(75.0%減少)」と、かろうじて黒字にした、というレベルです。
先に、そもそも韓国に自動車産業は弱体化してきたとご紹介しましたが、今回のコロナきっかけで根本的な構造変化に見舞われるかもしれません。
韓国の『ヒュンダイ』『KIA』は本当に海外で売れているの? 日本ではまず見ないけど
『現代自動車(ヒュンダイ)』は世界有数の販売台数を誇る韓国最大の自動車メーカーです。これに続くのが、1998年の破綻を機にヒュンダイの傘下となった『起亜自動車(KIA)』。他にも韓国には『ルノーサムスン』や『GM KOREA(韓国GM)』と...
また最近、韓国企業の業績が発表されるたびに「善戦」「セーブ」などの言葉が踊るようになっています。状況が悪い中、気持ちを鼓舞するためにでしょうが、あまりいいことではないでしょう。下ばかり見て暮らしても仕方がないですもの。
しっかり前を見て、視線は上で進んでいきたいものです。
(柏ケミカル@dcp)