アメリカ合衆国と中国の対立は世界中を巻き込み、各国に「自由主義陣営側なのかそれとも中国側なのか」の選択を迫る結果となっています。インドは国境紛争で中国ともめていますので、もちろん「反中国」です。
インド政府は中国製アプリ118種のサービス停止に踏み切り、インドのAndroid、iOSの市場から追放しました。
この中には中国企業『テンセント』(Tencent:騰訊控股有限公司)の人気ゲーム『PlayerUnknown’s Battlegrounds』(略称:PUBG)も含まれていました。インドは、同ゲームのインストール数世界1位の国で、全体の24%を占めます。それが一気になくなったのです。
このインドの決定によって、香港に上場した『テンセント』の株式は上掲のとおり大きく下落しました。『The Times of Indea』の09月04日付け記事によれば『テンセント』の時価総額はこれで「130-140億ドル」蒸発しました。
中国の「商務省」は、インドの決定に対して「インドの行動は、中国の投資家やサービスプロバイダーの法的利益に違反しており、中国はインドにその誤りを正すよう求めた」とのことですが、もちろんインドは聞く耳を持ちませんでした。
国境紛争で死人も出ていますので当然の措置でしょう。
⇒参照・引用元:『The Times of Indea』「Tencentの株式はインドがPUBGを禁止した後2%の下落」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)
(吉田ハンチング@dcp)