【WTO選挙】バイデン大統領誕生で韓国の努力が水の泡になるかも

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アメリカ合衆国の次期大統領がバイデンさんになりそうで、これが韓国の期待する「WTO(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)事務局長選挙に影響を与える」と韓国メディアでは報じています。

例えば、『中央日報(日本語版)』(2020年11月05日付け記事)では以下のとおりです。

兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商本部長の世界貿易機関(WTO)事務局長挑戦が水の泡となる危機に置かれた。

強力な支援軍だったトランプ米大統領の再選が難しくなったためだ。WTOは9日の特別一般理事会でコンセンサス(全員合意)の過程を経て新事務局長を選出する計画だ。

だがすでに天秤は傾いているだけに兪本部長の中途辞退の可能性まで出ている。
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「兪明希本部長、遠ざかるWTO事務局長の夢…バイデン氏当選すれば打撃大きく」

「辞退しないで最後まで頑張る」という報道も出ていたのですが、バイデン大統領になると合衆国の方針も変わりそうで危ないというわけです。同記事では専門家の意見として、

(前略)
ソウル大学国際大学院国際学科のアン・ドックン教授は「状況は見守らなければならないが、全般的な大勢はナイジェリア候補側に傾いたようだ」と分析した。

としています。また、これも『中央日報(日本語版)』の記事ですが、2020年11月06日には、

外交部は5日「WTO事務局長選出に関して、候補者である兪明希氏個人の去就やわが政府の立場に対しては総合的に検討中」としながらも「いかなる方向にも決定されたことがない」と公式立場を出した。
(後略)
⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「韓国政府『兪明希氏、WTO事務局長候補に辞退? 決定されたことはない』」

と「辞退する」という決定はされてはいないと公式に表明しました。

記事にもあるとおり、WTOは大統領選挙またぎで2020年11月09日(月)の特別一般理事会を開催する予定です。ここで次期事務局長が選任されるはずですから、週明けの月曜日は乞うご期待です。

(吉田ハンチング@dcp)

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