韓国旅行業の最大手といわれる『ハナツアー』が全職員2,300人を2020年12月~2021年03月の4カ月間、無給休職にすることを決定しました。
ご案内のとおり、全世界的に旅行関係の産業は大打撃を受けていますが、韓国も例外ではなく、航空産業、ホテルなどの宿泊業、観光産業は総崩れです。当然のことながら旅行代理店も大打撃を受けているのです。
コロナ禍が長引く様相を見せており、旅行業の景気は回復していません。『ハナツアー』の第3四半期の決算は以下です。
『ハナツアー』2020年第3四半期
売上高:100億7,000万ウォン(前年同期比:94.5%減少)
営業利益:-302億4000万ウォン(前年同期比:赤字幅が992%増加)
売上高:100億7,000万ウォン(前年同期比:94.5%減少)
営業利益:-302億4000万ウォン(前年同期比:赤字幅が992%増加)
このような業績では、とても企業を維持することはできません。また、2020年06月から韓国政府が行ってきた雇用維持サポートの給付期限が切れ、そのため無給休職に踏み切らざるを得なくなったのです。
これは事実上「廃業」といってもいい状況です。
日本ではあまり報じられませんが、ことほどさように韓国の実体経済は悪いのです。
(吉田ハンチング@dcp)