小ネタですが、もう無茶苦茶なのでご紹介せざるを得ません。
現在、韓国の文在寅大統領大統領は、『G20』『COP26』に出席した後、ハンガリーを訪問しました。
ハンガリーのアーデル・ヤーノシュ(Áder János)大統領と会談を行い、その後共同声明が出されたのですが……。
⇒参照・引用元:ハンガリーメディア『ORIGO』「Áder János: Dél-Korea az egyik legfontosabb befektető Magyarországon」/スクリーンショット
上掲のようにハンガリーメディア『ORIGO』でも「アーデル・ヤーノシュ大統領がハンガリーの最大の投資パートナーである韓国の大統領と会談」と大きく報じられています。
実は、ハンガリーにとって韓国はお金を入れてくれる投資国で、ハンガリーへの投資金額は2019年にドイツを抜いており、これまでに50億ドル以上を突っ込んでいるのです。
それはともかく、この中に見逃せない文があるのです。
『ORIGO』の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
アーデル・ヤーノシュ大統領はまた、火曜日のグラスゴー気候サミットで韓国大統領と会談し、両国の目標はいくつかの点で合意していると述べた。両国は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しているが、原子力の利用なしには実現が不可能であると合意した。
(後略)
「ちょっと待ってくれ!」です。
脱原発を公約に掲げて大統領になり、この公約のために原発に携わる企業を左前にし、韓国のエネルギーインフラ政策を歪めておいて……これです。
確かに、韓国政府が公表した「2050カーボンニュートラル」のシナリオは、2050年でも総電力生産量量に占める原発の割合は「6.1%」(A案)あるいは「7.2%」(B案)ですから、ゼロではありませんし、これをもって「原発は要るという表明だ」――と強弁するなら確かにそうかもしれません。
しかし、韓国内では「原発は要る」といった態度はおくびにも出さないのに、海外に出たらこのような言動をするというのはいかがなものでしょうか。
この発言の裏には、あわよくば欧州に原発を輸出したいという思惑もあるものと思われます。なにせウクライナへの原発輸出を目論むぐらいですので。
(吉田ハンチング@dcp)