『Bloomberg』に興味深い記事が掲載されていたのでご紹介します。マーク・カドモア(Mark Cudmore:マクロストラテジスト)さんのコラムですが、その中でカドモアさんは、米国債のイールドカーブの平坦(フラット)化は中期的にさらに進むという指摘を行い、10年債が2018年中に「4%」に達することはない、と述べています。
それが達成されることは「アメリカの財政への信頼が完全に失われ、新たな金融危機に見舞われることを意味する」とまで言及しています。
10年債の利回りが3%を超えたのは過去4年で1日のみ。その時も.03%を超えなかった。そこまで利回りが上昇したのは2011年07月が最後のことで、これは欧州ソブリン債危機の真っ最中だった。
とも。事実は確かにそうですが、4%に達することが「アメリカの財政への信頼性が失われたこと」を意味するかどうかは分りません。「お前の塩梅じゃねぇか」ということもできます。
先にお伝えしたとおり識者の中には4%には届かないものの「3.7%」という数字を挙げる人もいらっしゃいます。マークさんのように「鼻で笑えるかどうか」は分りませんね。
引用元⇒:『Bloomberg』「米10年債利回り4%見通しとは笑わせる、3%さえ困難-カドモア氏」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-09/P8G4S06S972X01
(柏ケミカル@dcp)