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米国債利回り低下 「日本化」する?

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アメリカ合衆国の国債の利回りが低下しており、その低下がどこまでいくのかと懸念の声が上がっています。識者の中には、日本国債のようにマイナスになることもあり得るという指摘もあります。

『Bloomberg』によれば、元FRB議長のアラン・グリーンスパンさんは電話インタビューに対して「米国債利回りがゼロ以下になるのを妨げるものは何もない。ゼロは何の意味も持たない」と答えたとのことです。

合衆国の「国債の年限ごとの利回り」を示すイールドカーブを見ると以下のようになります(チャートは『Investing.com』より引用)。

横軸は国債の年限で、10Yとあるのが「10Years」で最も広く指標とされる「10年債」(10年もの)。縦軸は利回りで「%」です。

見れば分かるとおり米国債10年の利回りは1%台に落ちています。過去と比較すると、08月13日21:05時点で、

現在:1.702%
1カ月前:2.1237%
1年前:2.9%

となります。また2年もの利回りが1.671%で、10年ものとほとんど同じ、3bp(ベーシスポイント:1bpは「0.01%」)しか違わないという点も見逃せません。ただし、グリーンスパンさんは、たとえ利回りがマイナスになったとしても大した問題ではないとしています。

⇒参照・引用元:『Bloomberg(日本語版)』「グリーンスパン氏、米国債利回りのマイナス化を阻止するものない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-13/PW6OYLSYF01S01?srnd=cojp-v2

⇒参照:『Money1』「イールドカーブ yield curve」
https://money1.jp/?page_id=464

(柏ケミカル@dcp)

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