韓国政府の債務が雪だるま式に増加していることなど、もう聞き飽きたかもしれませんが、2020年12月24日、韓国の企画財政部から「2019年度の一般政府/公共部門の負債」についてのデータが公表されました。備忘録的なものになるかもしれませんが、ご紹介しておきます。
2019年韓国
一般政府の負債(D2):810兆7,000億ウォン
公共負債(D3):1,132兆6,000億ウォン
一般政府の負債(D2):810兆7,000億ウォン
公共負債(D3):1,132兆6,000億ウォン
勝手にほざいているなどといわれないように、本件を報じた『亜州経済(韓国版)』からD2などの説明を以下に引きます。
(前略)
政府は負債を国家債務(D1)とD2、D3に区分して管理する。D1は、国家財政運用計画上の財政運用の指標であり、一般的な政府債務と公共部門の負債は国家間の比較の指標として活用される。
(後略)
一般政府の負債は2018年の「759兆7,000億ウォン」から「51兆ウォン増加」で、対GDP比率は「42.2%」となりました。
この対GDP比率が2020年には「43.5%」になり、2024年には「58.3%」となると予測されています。
また、企画財政部の資料は、
韓国の債務は対GDP比:42.2%
OECD各国の平均:110%
OECD各国の平均:110%
を強調しています。つまり、韓国の債務は他の先進諸国と比べるとまだまだ低い水準なので「大丈夫だ」といいたいわけです。
また、韓国と先進国を以下のように比較しています。
政府負債の対GDP比(%) | |
韓国 | 42.2% |
合衆国 | 108.4% |
日本 | 225.3% |
イギリス | 116.1% |
ドイツ | 68.1% |
フランス | 124.2% |
OECD平均 | 110.0% |
上掲で韓国が比較している国は全てハードカレンシーを持つ先進国で、世界からの信認は韓国とは比較になりません。意図的に気付かないふりをしているのかもしれませんが、平均110%に到達する前に韓国への信認が失われ、ロールオーバーできなくなる可能性もあるのです。
先に紹介したとおり、すでに『BIS』(国際決済銀行)からは民間部門の債務の増加が急過ぎると警告が出ていますし。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2019会計年度一般政府/公共部門の負債の業績を発表」
(吉田ハンチング@dcp)