韓国経済は輸出によって支えられていますが、その輸出は「海運」がなければ成立しません。しかし、韓国の海運大手『HMM』(旧『現代商船』)で新年早々にストライキに突入する動きが見えています。
2020年12月27日、『HMM海員連合労働組合』で賃上げ闘争についての投票を実施した結果、組合員369人のうち97.3%が賛成票を投じた、という報道が出ました。
同社の賃金は6~8年凍結されており、組合側は「2012年から物価が8%上昇しているので、賃金も8%上げるべきだ」と主張しています。12月31日に行なわれる労使交渉が決裂すると、2021年01月01日からストライキ、乗船拒否などが始まる可能性があります。
法律によれば、航行中の船舶・海外に停泊中の船舶ではストライキを実施できませんが、韓国内に停泊中の船舶では実施可能です。ストライキが行なわれると輸出企業にマイナスの影響を与えます。
韓国の輸出企業にとって新年早々に頭痛のタネとなるかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)