2020年、私募債を発行し『サムスン電子』からドルを調達した韓国の国策銀行『輸出入銀行』。決して冷やかすわけではありませんが、同行バン・ムンギュ頭取の2021年新年の辞が奮っています。
「輸出6,000億ドル奪還の先鋒になる」
そうです。
何度かご紹介していますが、韓国の輸出は以下のように右肩下がりです。
2020年はなんとか5,000億ドルを割らずに済んだようですが、2016年よりもわずか10億ドル多いだけ。ギリギリで「過去10年で最悪」を免れています。
『輸出入銀行』頭取は、これをまた「6,000億ドルまで戻す!その先鋒として働く!」と述べたわけです。ドルが枯渇するような銀行の力で?――などと思われませんか。
(柏ケミカル@dcp)