韓国『双竜自動車』が新しいオーナーが決まるよう最後の努力を続けていますが、韓国メディア『毎日経済』の報道によれば、同社社長は掲示板を通じて、
「苦肉の策の一環」として、「1月の個別消費税猶予の申請に続いて、1月と2月の給与を部分的に支給するしかない」とし「このような最悪の状況に至ったことについて心苦しく面目ない」と述べた
とのこと。社長の言葉にはどのくらい賃金をカットしたのか触れられていないのですが同紙の報道では「流動性危機に瀕している双龍車[003620]が、最終的に今月と来月の従業員の賃金の50%の支払いを猶予することにした」としています。
また注目ポイントは以下です。
(前略)
『双竜自動車』は29日に1,800億~2億ウォン規模の手形満期が到来する。同社の350余りの中小部品パートナーで構成された双龍車協同会は昨年10月から支払いを受けていない納品代金が5,000億ウォン以上と推定している。
(後略)
『双竜自動車』は29日に1,800億~2億ウォン規模の手形満期が到来する。同社の350余りの中小部品パートナーで構成された双龍車協同会は昨年10月から支払いを受けていない納品代金が5,000億ウォン以上と推定している。
(後略)
この満期分を処理するために新オーナーからの資金注入が必要で、そのため28日までに売却合意がなされないとならないわけです。売却交渉は不発に終わる可能性が高まっていますので、その場合、納入した部品代金が支払われなくなり、中小部品メーカーの連鎖倒産も視野に入ってきます。
間もなく結果は出ます。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「双竜車、賃金の50%の支払い猶予…社長『苦肉の策の一環…面目ない』」
(吉田ハンチング@dcp)