韓国「KOSPIの3,000割れ」で年金基金に「8兆も売りやがった」と恨み節!

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韓国KOSPI(韓国総合株価指数)は01月に史上最大を更新し、株価は絶好調に上がりました。「KOSPI3,000時代」という惹句が韓国メディアで踊ったのもつかの間、2021年01月29日(金)は「3,000」を割り込みました。

結局2021年01月は「2,976」で終えました(上掲:チャートは『Investing.com』より引用)。この先どうなるのかは不明ながら3,000時代はどうなったんだという話ですが、韓国メディア『マネートゥデイ』に売り越したプレーヤーを(よせばいいのに)非難するかのような記事がでました。

個人投資家は巨額を買い越して支えたのに、韓国の年金基金などは無責任だというのです(無責任って何?)。

2021年01月の結果

個人投資家
KOSPI:22兆3,384億ウォンの買い越し
KOSDAQ:3兆5,165億ウォンの買い越し

外国人投資家
KOSPI:5兆2,996億ウォンの売り越し
KOSDAQ:6,208億ウォンの売り越し

機関
KOSPI:17兆3,826億ウォンの売り越し
KOSDAQ:2兆2,270億ウォンの売り越し

という結果で、個人投資家の巨額買い越しに対して、外国人投資家・機関が巨額の売り越しで立ち向かったという構図になっています。

以下に『マネートゥデイ』の記事の一部を引用します。

(前略)
特に機関のうち、長期投資家である年金基金の記録的な売り攻勢多くの人々の神経を逆なでした

年金基金は、1月だけでコスピ市場で8兆646億ウォンを売り越したが、韓国取引所の投資主体別取引実績データが存在する1999年以来最大の売り越し規模だ。

これまで年金基金の1月の最大の売り越し規模は、2006年に記録した1兆4,703億ウォンだった。

今年の売り越し規模は過去最大値の約6倍(正確には約5.5倍:筆者注)だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『マネートゥデイ』「코스피 8조·코스닥 3412억 팔아치운 ‘무책임한 연기금’」

歯ぎしりが聞こえてくるような味わい深い文章です。

同記事が無責任だというのは、「年金基金が巨額の売り越しを行っていながら、それについて説明していないから」だそうです。しかし、年金基金は売買についていちいち説明する責任も義理もありません。

ものすごい難癖だといえます。

(吉田ハンチング@dcp)

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