ソウル回生裁判所による法定処理が始まるまでのリミットが2021年02月28日の韓国『双竜自動車』。もはやなんの手立てもないですが、この期に及んで『双竜自動車』労働組合がごねております。
国策銀行『産業銀行』は韓国内債権団の主幹事ですが、李東杰(イ・ドンゴル)会長は、
・毎年行なっている賃金交渉を3年に一度にする
・会社が黒字になるまでストライキは禁止
・会社が黒字になるまでストライキは禁止
という条件を示し、「これが最後のチャンスだと思え」※と『双竜自動車』労働組合を諭しました(というか業を煮やした脅しです)。
同組合は、2021年02月05日、「安定した労使関係」と「責任と役割を果たす」旨の表明はしましたが、『産業銀行』の提示した「賃金交渉を3年に一回にする」ことについては拒否しています。
3年周期の団体協約の要求は、政・労・使大妥協の中でも認められなかった事案であり、『韓国GM』でも失敗した政策
と、どこ吹く風です。会社がなくなりそうだというのにこの姿勢です。
いよいよ時間もなくなりました。
※ただし、いわゆる「Pプラン」がまとまって『産業銀行』が新たな資金を投入する段取りになったら……です。『双竜自動車』の新たなオーナーが決まらない限り韓国内債権団は資金を投入するつもりはありません。これは明言しています。
(吉田ハンチング@dcp)