韓国の次期大統領候補No.1は大丈夫なのかという話にもつながります。
韓国の対外債務(External Debt)が2020年末時点で775億ドル(約7兆9,562億円)増加しました。
Money1では『韓国銀行』が公表した「国際投資ポジション」のリリースをご紹介しましたが、韓国政府企画財政部もプレスリリースを出しています。
企画財政部の方は数字の評価もしており、対外債務の増加について以下のように説明しています。
2020年の対外債務の増加は、コロナ19パンデミックという特殊な状況の中で、国内の外貨資金の需要の拡大に伴う銀行借入金の増加と、ウォン債券の相対的な安定性に応じた外国人による国公債への投資の拡大などに主に起因
先にご紹介したとおり、対外債務を増加させたセクターは、
政府(General Government):288億ドル
銀行(Deposit-taking corporations,except the central bank):275億ドル
銀行(Deposit-taking corporations,except the central bank):275億ドル
でした。「ウォン債券の相対的な安定性」が本当にあるかどうかはともかく、外国人による「国公債への投資」が対外債務を拡大させたとはっきり言っています。
つまり、流動性確保に困った韓国政府は韓国公債を外国の投資家に買ってもらってしのいだのです。
韓国次期大統領候補No.1とされる現京畿道知事・李在明(イ・ジェミョン)さんは、
「外国からの借金に依存しないのであれば、政府の赤字はすなわち民間の黒字であり、国の借金はすなわち民間の資産」
などと発言していますが、韓国は「外国からの借金に依存しない」などという状況ではありません。
「日本の国債は日本人がほとんど買っているので問題はない」といわれる理屈は、申し訳ないのですが、韓国には当てはまりません。実際に外国人が投資しているのですから。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』「[報道参考】2020年末の対外債務の動向と評価」
(吉田ハンチング@dcp)