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韓国海運大手『HMM』喜望峰を回ることを決断!スエズ不通で

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スエズ運河でタンカーが座礁したため、世界の物流が大打撃を受けています。座礁したタンカーは台湾『長栄海運』(Evergreen Marine)の船です。2021年03月29日の同社の進捗状況によると、以下のようになっています。

エバーグリーンの「EVER GIVEN」は、昨日(3/28)の台北時間20:00(エジプト時間14:00)に次の救出作業を行う予定でした。 しかし、関係当局による再評価の結果、より多くのタグを動員することになりました。

そのため、本日(3/29)の台北時間08:00~09:00(エジプト時間02:00~03:00)まで、作業を中断します。

エンジニアチームは、作業の抵抗を減らすために船首の土砂を取り除く作業を続けており、すべてのタグが展開され次第、本日中に救出作業を開始する予定です。

2021年3月29日

⇒参照・引用元:『長栄海運』公式サイト「長賜輪在蘇伊士運河擱淺事故處理進度-0329」

というわけ救出作業は続いているのですが、なにせ世界の物流の要所ですので、03月25日時点でスエズ運河の両端に待機している船舶は185隻にもなっています。

そんな中、韓国の海運最大手の『HMM』は、待ちきれず喜望峰を回るルートを取ることを決断しました。喜望峰を通ると約9,000kmも遠回りになり、所要時間は7~10日余計にかかるのですが、やむを得ずとしたようです。

「HMMストックホルム号」「HMMロッテルダム号」「HMMダブリン号」「HMMプレステージ号」の4隻が喜望峰ルートを選択しました。

喜望峰回りで韓国までというと、日本海海戦時のバルチック艦隊のようですが、無事な航海であることを祈念いたします。

<<重要な追記ここから>>
2021年03月29日、午前4時30分(エジプト時間)、船尾を動かすことに成功した模様です。
<<ここまで>>

(吉田ハンチング@dcp)

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