2021年04月09日、「KF-X」韓国の国産「次世代戦闘機」試作1号機がロールアウトし、文在寅大統領臨席の下、記念式典が開催されました。
この機種は「KF-21 ポラメ(보라매)」という呼称となるとのこと。
「ポラメ」は韓国空軍の象徴である「狩り用の若い鷹」のことだそうです。「若鷹」とでも書きますか(ソウル市には旧空軍士官学校の跡地に「ポラメ公園」という公園があります)。
この「KF-X」は以下のようなスケジュールで進んで来ました。
2001年:金大中大統領が戦闘機開発を宣言
2010年:KF-Xプロジェクトの基本戦略を承認
2011~2012年:研究開発を実施
2013~2014年:EMDプログラムの実現可能性分析
2015年:EMDの契約を締結 (エンジニアリング、製造、開発) プログラム
2016年:プログラムキックオフミーティング
2017年:KF-Xプログラムの開発企業の指定
2018年:予備設計レビュー
2019年:クリティカルデザインレビュー(最終デザイン決定)
2020年:KF-Xプロトタイプ#1の最終組み立て開始
2021年:プロトタイプ#1ロールアウト←今ココ
2022年:初飛行
2023年:開発完了
2010年:KF-Xプロジェクトの基本戦略を承認
2011~2012年:研究開発を実施
2013~2014年:EMDプログラムの実現可能性分析
2015年:EMDの契約を締結 (エンジニアリング、製造、開発) プログラム
2016年:プログラムキックオフミーティング
2017年:KF-Xプログラムの開発企業の指定
2018年:予備設計レビュー
2019年:クリティカルデザインレビュー(最終デザイン決定)
2020年:KF-Xプロトタイプ#1の最終組み立て開始
2021年:プロトタイプ#1ロールアウト←今ココ
2022年:初飛行
2023年:開発完了
なんと金大中大統領時代から20年以上かかっているのです。
『KAI』によれば以下のようなスペックです。
一応、
「国産化率:65%以上」
だそうです。
韓国メディアによれば、文在寅大統領は以下のように語ったとのこと。記事から一部を以下に引用します。
(前略)
「政府は『2030年代の航空分野の世界7大強国』への飛躍を目指す」(中略)
「本格的な量産に入ると10万の雇用が追加で生じ、5兆9,000億ウォンに達する付加価値が創出される」
(後略)
来年には初飛行の予定ですが、さてこの若鷹うまく飛んでくれるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)