韓国では死神と恐れられる『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が2021年04月に公表した「Fiscal Monitor」(財政モニター)というリポートが韓国メディアで波紋を呼んでいます。
先にご紹介したとおり、『IMF』によれば、2021年に国家負債の「対GDP比率:53.2%」が2026年に「69.7%」になると予測されているからです。
この負債の伸びは「世界一」とのこと。
『IMF』のデータに基づいてG20各国の2020~2026年の「国家負債対GDP比」の推移をグラフにすると以下のようになります。
韓国は太い赤のラインですが、これでは韓国の負債の増加速度の尋常ではない状況がよく分かりません。しかし、どの国も2020~2026年で韓国ほど負債比率は増加しません(韓国・中国・南アフリカ以外は)。最も「国家負債対GDP比」が高い日本も、グラフがほぼ横ばいであるのがお分かりいただけるでしょう。
以下をご覧ください。今度は、「G20平均」と韓国の「国家負債対GDP比の推移」を比較したものです。
※アルゼンチンは2021年以降の予測データがありませんのでG20平均から除きました
G20平均ではほとんど変動がありませんが、韓国の負債比率は急騰していることがお分かりいただけるでしょう。
ちなみに、2020~2026年で負債比率が急騰する国Top3と数字は以下のとおりです。
韓国:53.2% ⇒ 69.7%(21.0%アップ)
中国:69.6% ⇒ 86.0%(19.2%アップ)
南アフリカ:80.8% ⇒ 94.9%(17.8%アップ)
中国:69.6% ⇒ 86.0%(19.2%アップ)
南アフリカ:80.8% ⇒ 94.9%(17.8%アップ)
この負債の急騰をもって韓国の負債増加速度は世界一と指摘されているのです。
⇒データ引用元:『IMF』公式サイト「Fiscal Monitor April 2021」
(吉田ハンチング@dcp)