韓国「貿易収支：41億ドル」がこのまま締まるとダメですよ

2021年04月16日、韓国の関税庁が03月の輸出入のデータを公開しました。以下です。

⇒参照・引用元：『韓国関税庁』公式サイト「（21.3月の輸出入の現状）」

「11カ月連続黒字」と強調してありますが、「黒字」でないと韓国という国は成立しませんので、例によってここはスルーします。

輸出：537.83億ドル（対前年同期比：16.5％増加）
輸入：496.51億ドル（対前年同期比:18.8％増加）
貿易収支（輸出 – 輸入）：41.32億ドル

韓国にとって最重要である「貿易でのもうけ」を示す「貿易収支」は「41.32億ドル」となっていますが、もしこのまま締まるのであれば足りません。

（関税庁のデータですので国際収支統計のデータとは異なりますが）国際収支統計によれば、2020年03月は、

輸出：458.98億ドル
輸入：389.36億ドル
貿易収支（輸出 – 輸入）：69.62億ドル

でした。このまま「41.32億ドル」ですと、対前年比で貿易でのもうけは「40.1％減少」になってしまいます。

もっとも、関税庁のデータでは02月は「貿易収支：27億ドル」だったのですが、国際収支統計になったら「貿易収支：60.47億ドル」と、大きく黒字を増やしたりしていますので、分かりません。

02月がなぜ黒字が33億ドルも上振れしたかというと、関税庁のまとめたデータよりも輸入額が「34.5億ドル」も少なかったからです（関税庁：421億1,000万ドル／国際収支統計：386億6,100万ドル）。そのくせ輸出の方は関税庁のまとめたデータとほとんどブレませんでした（関税庁：448億1000万ドル／国際収支統計：447億810万ドル）。

これが3週間後の「国際収支統計」でどのようにまとまるのか見てみましょう。

重要な追記
2021年05月07日、『韓国銀行』が国際収支統計のデータを公表しました。以下にまとめましたので、併せてお読みいただければ幸いです。