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韓国「半導体に何かあったらどうしよう」という話

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韓国メディア『ソウル経済』に「半導体輸出依存度18%……経済危機時の衝撃増幅」という記事が出ております。韓国の輸出は半導体依存度が高まっており、「半導体に何かあったらどうしよう」という内容です。

結論からいいますと、今のところどうしようもこうしようもないのですが。

Money1では先(せん)から韓国半導体依存が高まっており、半導体がずっこけたら危ないという状況になりつつあることをご紹介してきました。

以下をご覧ください。輸出品目別に見た輸出金額に占める割合です(データ出典は『韓国銀行』の公表した「産業への依存度の要因分解を通じた韓国経済、IT業界への依存度の評価」)。

2009年から2019年までの間に半導体の輸出金額に占める割合は「9.0%」から「17.9%」に増加。それだけ半導体への依存度が上昇したわけです。

『韓国銀行』のデータは2019年ですが、先にご紹介したとおり、2020年にはこれが「19%」に上昇しています。「コロナ禍の中、半導体産業はよくやった」調の報道が2020中には見られましたが、さあそれで大丈夫なのか、です。

また、「ディスプレー」「スマホ」が割合を大きく下げている点にもご注目ください。

工場(製造拠点)が韓国外に逃げ出したことが理由でもありますが、中国企業が猛烈に追い上げて韓国企業の売上を奪っていることが、割合低下の大きな要因です。

実際、ディスプレー分野では中国『BOE』が世界最大の売上を誇るようになりましたし、先にご紹介したとおり、『LGエレクトロニクス』はスマホ事業を畳むことになりました。

このように他の主力輸出品目が衰退していく中、半導体だけがその存在感を増し続けているのです。なので、半導体に何かあったら韓国は……というわけです。

(吉田ハンチング@dcp)

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