中国語メディア『美股之家』に非常に興味深い記事が出ました。中国の人口に関するデータについてです。理論上の人口増減と実際の人口増減が合わないという指摘を行っています。記事を書いたのはビッグデータの専門家という蛮族勇士(老蛮)さんです。
以下に注目のデータを引用してみます。
小さくて見にくいかもしれません。注目ポイントは以下です。
左の赤く囲われた列が「実際の人口統計」で、前年と比較して何人増えたのかが記載されています。右の赤く囲われた列が予測された「理論上の人口増減」、その隣が二つの数字の差です。
で、1990~1994年は、この実人口と理論値のずれは「10万人台」のずれです。しかし、1995~2019年では、ずれは一桁万人になります。
2016年:-3万人
2017年:-2万人
2018年:-1万人
2019年:-1万人
2017年:-2万人
2018年:-1万人
2019年:-1万人
と年が現在に近付くにつれ、ずれはほぼなくなります。これは理論値の「読み」の精度が上がっていることを示します。
ところが……。
2020年には、理論値と実際の人口のずれが急に「35万人」にもなったのです。理論値よりも35万人も実人口の増加が少なかったのですが、この理由は二つに一つです。
・出生者数が理論値よりも少なかった
・死亡者数が理論値よりも多かった
・死亡者数が理論値よりも多かった
2020年になぜ急に35万人も理論値とずれたのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)