今夏の電力不足が懸念されている韓国ですが、電力供給が需要に対してギリギリという現実が明らかになりました。
07月13日16:45現在
電力供給能力:96.1GW
電力需要(最大負荷):87.7GW
供給予備:8.4GW(予備率:9.6%)
電力供給能力:96.1GW
電力需要(最大負荷):87.7GW
供給予備:8.4GW(予備率:9.6%)
データ出典:『韓国 電力取引所』リアルタイム電力需給現況
07月13日時点で電力予備率は10%を切りました。
懸念は07月01日に決まった「夏の電力需給見通しと対策」の中身です。
2021年07月第4週見込み
電力供給能力:97.2GW
電力需要(最大負荷):93.2GW
供給予備:4.0GW
(予備率:4.2%)
電力供給能力:97.2GW
電力需要(最大負荷):93.2GW
供給予備:4.0GW
(予備率:4.2%)
07月第4週には予備率が「4.2%」まで低下するとなっています。ギリギリといえます。これは2012年に以来で最も低い数字です。ちなみに2011年には電力不足のため、輪番停電を実施しています。
先にご紹介したとおり、ハヌル原子力発電所の「新1号機」に条件付きながら稼働許可を出しましたが、遅すぎて今夏は間に合いません。また、たとえ間に合っていたとしても変電所・送電網を増強してこなかっため、どっちにしろ電力は送れません。
ブラックアウトが起こらないことを祈るばかりです。
(吉田ハンチング@dcp)