韓国で不動産価格の高騰が止まりません。韓国の上がり具合にはバブルを経験した世代の日本人ですら驚くのではないでしょうか。
平均売買価格が約9千万円!
韓国鑑定院のデータによれば、2021年06月期のソウル特別市のマンションの平均売買価格は「9億2,812万ウォン」(約8,910万円)となっています。
驚くべきことに平均が日本円換算でざっくり「9千万円」です。
05月時点で「9億1,712万ウォン」(約8,804万円)でしたので、わずか1カ月で平均が「1,100万ウォン」(約106万円)も上がったのです。
ちなみに文在寅大統領が就任した2017年05月は「5億7,028万ウォン」(約5,475万円)でしたから、4年余りの間に「3億5,784万ウォン」(約3,435万円)も上がったわけです。なんと62.7%の上昇です。
ソウル市の東南地区はもっと高い!
しかも、これはソウル特別市の平均であって、場所によってはさらに上、はるかな高みをいくのです。高級住宅街といわれる江南区を筆頭に、江南4区では驚くような金額となっています。
マンション平均価格
江東区: 8億3,583万ウォン(約8,024万円)
江南区:13億4,198万ウォン(約1億2,883万円)
松坡区:18億1,880万ウォン(約1億7,460万円)
瑞草区:18億7,339万ウォン(約1億7,985万円)
江東区: 8億3,583万ウォン(約8,024万円)
江南区:13億4,198万ウォン(約1億2,883万円)
松坡区:18億1,880万ウォン(約1億7,460万円)
瑞草区:18億7,339万ウォン(約1億7,985万円)
江東区だけまだまし(ソウル市平均より低い)ですが、上記4区の平均は「約15億ウォン」(約1億4,400万円)です。ソウルの東南地区のマンションはかなりお金を積まないと買えません。
不動産価格の高騰がどうにも止まりません。なにせ62.7%アップですから文大統領の支持率が下がっても致し方ないでしょう。
また、この高騰が続けば続くほど調整局面に入ったときに大変なことになります。先にご紹介した『韓国銀行』からの警告を思い出してください。
韓国銀行は警告する「不動産価格が20%下落すると危ない」
2021年07月20日、『韓国銀行』は「住宅価格の変動が実体経済・物価へ及ぼす影響の非対称性分析」という非常に興味深いリポートを出しました。上昇を続ける不動産価格が調整局面に入った場合、実体経済に大きな負の影響を与える可能性があるので、レバ...
⇒参照元:『韓国鑑定院』公式サイト
(吉田ハンチング@dcp)