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韓国は米中の輸入市場で「10.6%」失った。

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あの韓国『全国経済人連合会』が興味深いリポートを出しています。アメリカ合衆国中国新冷戦のおかげで韓国の存在感は薄くなっている、というのです。

韓国は輸出によってもっている国です。輸出が大きくないと韓国は資金が流出するばかりになってしまいます。

当該リポートは、合衆国と中国がどの国・地域から輸入しているのかに注目し、2018年と2020年で韓国からの輸入(韓国から見れば輸出)の量を測ってみた結果を示しています。

まず、そもそも合衆国と中国における輸入市場は、以下のように2018年 ⇒ 2020年で5.7%縮小しています。

アメリカ合衆国と中国の輸入市場
2018年:4兆6,599億ドル
2019年:4兆5,592億ドル
2020年:4兆3,936億ドル

⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』公式サイト「米中貿易戦争後、両国の輸入市場シェアアセアン↑、韓国↓」

この市場の中で、韓国からの輸入金額は以下のように推移しています。

韓国からの輸入金額
2018年:2,787億ドル
2019年:2,511億ドル
2020年:2,491億ドル

2018年 ⇒ 2020年:10.6%減少

データ引用元は同上

市場規模が「5.7%減少」ですが、韓国はそれを超えた「10.6%減少」させています。

このリポートでは韓国とASEAN(アセアン)を比較しているですが、ASEANがどうなっているかというと、

ASEANからの輸入金額
2018年:4,426億ドル
2019年:4,802億ドル
2020年:5,326億ドル

2018年 ⇒ 2020年:20.3%増加

このように「20.3%増加」となっています。

つまり、韓国は最大の輸入市場である合衆国・中国でシェアを落としているのです。『全国経済人連合会』は「韓国が合衆国と中国の輸入市場でシェアを0.3%減少させた」と結論付けています。

対してASEANは「2.6%増加」です。

韓国は「合衆国と中国の間でうまく立ち回る」「合衆国と中国の間キャスティングボードを握る」などと二股外交を標榜してきたわけですが、このリポートは全く皮肉な結果です。

経済においてはシェアを落とし、存在感が薄くなる方向に動いたのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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