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「韓国の株価」は絶対に抜かれてはならない正念場

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チャート的に見ると韓国株式市場が正念場になっています。

2021年11月12日(金)のKOSPI(韓国総合株価指数)は以下のように締まりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同/日足)。

チャート的には以下のように見ることができます。

KOSPIは上値を切り下げながら下落を続けており、下りのチャネルラインの中にあります(12日の陽線もチャネルを破ってはいない点にご注目ください)。下値の方は、「およそ2,910~2,912」近辺の支持線が値を支えています。

上掲のようなペナントになっていて、徐々に天地幅が狭くなってきています。「全ての相場はレンジの中である」とはよくいったもので、上値を切り下げながらのレンジがペナントなのです。

で、このように推移すれば以降のメインシナリオは2つ。

下りのチャネルラインを上にブレイクする
(反転上昇のきっかけを作る)

支持線が破られて下にブレイクする
(KOSPIの下落トレンドは続く)

ペナントの天地幅が小さくなってきていますので、どちらにブレイクするのか正念場なのです。で上にブレイクした場合、韓国の東学アリの皆さんは喜ばれるでしょう。ただ、の場合です。

下にブレイクした場合です。以下は時間軸を引いてみた日足チャートです。

上掲のとおり、現在の支持線が抜かれると、次に値を支える支持線がどこになるのか……です。幾つか水平線は引けそうですが、2,730近辺まで下がりそうに見えます。

――というわけで、KOSPIにとって、そして東学アリの皆さんにとっては「絶対に抜かれてはならない正念場」が来ていると見ることができます。……チャート的には。

さて、本日から始まる2021年11月第3週目は、どのようなプライスアクションになるでしょうか。ぜひ、KOSPIの行方にご期待ください。

(柏ケミカル@dcp)

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