小ネタかもしれませんが、かなり深刻な話ですのでご紹介します。
2021年に『韓国電力公社』が大赤字に転落した件は先にご紹介しました。第3四半期までの累計で2020年と2021年を比較すると以下のようになります。
2020年 2021年 総売上 48.9兆ウォン 45.6兆ウォン 営業利益 3.2兆ウォン -1.1兆ウォン 当期純利益 1.5兆ウォン -1.6兆ウォン ⇒データ引用元:『韓国金融監督院DART』公式サイト
ご覧のように営業利益で天地が4.3兆ウォンもある壮絶な赤字転落です。この赤字幅が第4四半期さらに拡大する予測が出ています。
07~09月の営業利益は「-9,367億ウォン」(約-899億円)だったのですが、韓国証券屋の予測によれば、これが「-2兆ウォン」(約1,920億円)に拡大するのでないか――というのです。
営業損失が倍以上になるというのですから驚きですが、これは燃料価格の高騰のためです。また、韓国政府が「燃料費の高騰を電気料金に転嫁するのを止めている」せいです。
さすがに韓国政府もこの措置をいつまでも続けることはできません。そのため、2022年の電気料金値上がりは必至。電気料金は1.5~2倍になるという予測が出ています。
韓国のエネルギーインフラ政策は全くの支離滅裂ですが、ついに電気料金の高騰も視野に入りました。
(吉田ハンチング@dcp)