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【中国の外貨準備】280億ドルも増加!6年ぶり最高額「3兆2,502億ドル」

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2022年01月10日、中国の国家外貨管理局から2021年12月時点での外貨準備が公表されました。以下です。

外汇储备……3兆2,501.66億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:277.80億ドル増加

基金组织储备头寸……106.89億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:0.09億ドル減少

特别提款权……530.65億ドル
(SDRs)
対前月比:0.09億ドル増加

黄金……1,131.25億ドル
(Gold)
対前月比:0.91億ドル増加

其他储备资产……-1.37億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:1.10億ドル増加

計:3兆4,269.08億ドル
対前月比:279.81億ドル増加

データ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト

合計金額は「3兆4,269.08ドル」ですが、これは金などを含んだものなので、注目は外汇储备(Foreign currency reserves)の「3兆2,502億ドル」です。前月比で「277億8,000万ドル」も増加しました。

これは2016年以来、6年ぶりの高い水準です。

直近2年の推移を見ると以下のようになります。

直近2年では、2020年03月の「3兆606億ドル」が底で、2021年12月の「3兆2,502億ドル」が天井となりました。一時3兆ドルを割りかけましたが、ここまで戻しました。

国家外貨管理局の王春英報道官は「国際金融市場はなお多くの不確実性に直面しているが、中国経済が長期的に回復していくファンダメンタルズに変わりはなく、外貨準備高の安定に寄与している」と述べています。

「中国経済が長期的に回復していくファンダメンタルズに変わりがない」かどうかは疑問です。

例えば、中国の対外債務は2022年第3四半期で「2兆7,000億ドル」に達しました。第3四半期には「167億ドル」も増えました。

中国語メディアでは、中国の外貨準備のうち使いものになるのはどのくらいなのか、という議論がしばしばあります。つまり、真水はどのくらいあるのかというわけです。

その際には、外貨準備と対外債務を比較するといったことがあります。外貨準備は資産の部だけしか見ていませんので、負債の部と比較するわけです。

以前、Money1でご紹介したのは「1兆ドルぐらいしかない」というときでした。

しかし、2021年09月末時点での外貨準備高は、金など全部含めて「3兆3,730億ドル」でした。対外債務は「2兆7,000億ドル」ですので、真水は「6,730億ドル」しかないことになります。

これは中国のファンダメンタルズが悪化していることを示してはいないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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