日本の株式市場に投資している人間にとっては円高はどうあっても避けてほしいところです。直近のドル円レートの推移を見ますと(『ロイター』より引用)、「適温相場でこのままいけるんじゃないの」なんて楽観視されていた2018年初の「113円」ほどからすでに5%以上円高に振れています。
問題なのはアメリカでトランプ大統領がいらんことを言っている点です。02月21日に公表された「大統領経済報告」内で、経済収支不均衡是正策として「為替相場による調整が有効」としています。
去る01月にはアメリカは中国・韓国などの国を対象としてセーフガード(緊急輸入制限)を発動しました。また、12日には日本をも名指しして貿易収支不均衡の不満を表明。
ここにきて日本も目の敵にされる可能性が高まっています。トランプ大統領が「ドル安」を明確に指向するのであれば、これは大きなショックになります。「言うだけ番長」で済めばいいのですが。
(柏ケミカル@dcp)