『サムスン電子』の株式は韓国株式市場でも重要な意味を持っています。韓国の国民株といわれるほどで、その系列企業も含めた時価総額が市場に占める割合は31.35%(2021年11月末時点/以下『金融投資協会』出典)。
⇒参照・引用元:『韓国金融投資協会』公式サイト
時に「韓国は『サムスン電子』でもつ」といわれますが、「あながち嘘ではない」どころか本当のことなのです。
その『サムスン電子』の株価がさっぱり冴えない状況となっています。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同/日足/2022年09月14日15:48時点)。
まあ上がりませんねえ、というプライスアクションになっており、09月14日の終値は「5万6,800ウォン」。最近ではすっかり「5万電子」などと揶揄されていますが大変に低調です。
日足チャートのまま時間軸を引いてみると以下のようになります。
コロナ禍によって株価が低迷した天底が2022年03月。そこから急速に上昇し、天井をつけたのが2021年01月。以降は右肩下がりでここまできています。ダブルボトムを作って上昇しそうではありますが、油断はできません。
2022年の最高値(さいたかね)は01月12日の「始値:7万9,500ウォン」。09月14日の終値が上掲のとおり「5万6,800ウォン」ですから、最高値から直近までで「26.3%」の下落。
時価総額は「124兆7,730億ウォン」が蒸発したことになります。
(吉田ハンチング@dcp)