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韓国とうとう債券市場からも資金流出!赤転して「-13億ドル」

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これはダメだろう、という結果です。

2022年09月14日、『韓国銀行』から待っていた「2022年08月 国際金融・外国為替市場動向」の資料が出ました。

韓国の金融当局は、これまで懸念される資金流出について、「韓国株式市場からは資金流出が見られるが債券市場では資金が流入しているので心配はいらない」などと述べていました。

ところが、です。以下の韓国債3年物の利回りチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:月足)。

08月は「始値:3.056%」、「終値:3.689%」で長い陽線。08月はわずか1カ月で0.633(=63.3bp)、20.7%も上昇したのです。

国債の利回りが上がるということは、国債が売られているということです。

ここまで利回りが上がっているのに、外国人投資家が資金を投じているなどということがあるでしょうか。

ここまでが前置きです。

――というわけで、08月の債券市場で外国人投資家がどのような売買動向を示したのかが注目でした。

今回発表された『韓国銀行』の資料の中から以下に抜粋します。

2022年08月
株式:+30.2億ドル
債券:-13.1億ドル
小計:+17.1億ドル

2022年累計
株式:-93.5億ドル
債券:+141.8億ドル
小計:+48.3億ドル

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年08月 国際金融・外国為替市場動向」

外国人投資家は08月、債券市場で「13.1億ドル」を売り越しました。とうとう債券市場で資金流出を起こしたたのです。

幸いなことに08月は株式市場では「30.2億ドル」を買い越したため、トータルではわずか「17.1億ドル」ながら資金流入で締まっています。

この債券市場がらの資金流出が続くのかどうかは要注目です。国債の利回りが急騰するときは本当に危ないのです。

抜けた資金はどこかから調達しなければなりません。韓国は国内でドルが足りなくなると短借で補い、その返済に困ってドボン騒動を起こすというのがパターンだからです。

(柏ケミカル@dcp)

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