新型コロナウイルス騒動による景気低迷を回復させるために、韓国政府『韓国銀行』はもとより、国策銀行、他金融機関がお金をじゃぶじゃぶ回しています。それでも実体経済は悪化を続けているのですが、とにかくお金が史上最高にあふれていることだけは確かなのです。
2020年09月11日、『韓国銀行』は「2020年07月通貨および流動性」の資料を公開しました。さらにお金じゃぶじゃぶが進みました。
以下をご覧ください。
「M2」※がついに「3,092兆7,816億ウォン」まできました。もちろん韓国市場最大を更新です。
以下は推移です。
「M2」というのは至極簡単にいえば「市中にお金はいくらあるか」を示しています。これだけお金を回しても実体経済は悪化し続けているのです。お金が消費、企業の設備投資等に回らず、「株式」「不動産」などに回っていると指摘されています。
政府が第4次補正予算を組んでいますし、あの「韓国版ニューディール」というビッグなプロジェクトが待っていますので、これからもお金じゃぶじゃぶは進むものと思われます。
いくところまでいくしかないです。相当先になりそうですが、『韓国銀行』が引き締め方向に向かうときが見物といえるでしょう。
※M2=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(預金通貨、準通貨、CDの発行者は、国内銀行等<マネーサプライ統計のM2+CD対象預金取扱機関と一致>)
⇒参照・引用元:『日本銀行』「マネーストック統計のFAQ」
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/faqms.htm/
(柏ケミカル@dcp)