韓国、尹錫悦新大統領の初代法務部長官に指名された韓東勳(ハン・ドンフン)さん。
疑惑のタマネギ男こと曹国(チョ・グク)さんの捜査を行う検事長でしたが、当時の秋美愛(チュ・ミエ)法務部長によって左遷の憂き目に遭いました。
その人物を次期法務部長官に指名したのですから、『共に民主党』が猛烈に反発するのも無理はありません。
「報復する気じゃねーか」と『共に民主党』は声を上げました。
「もちろん報復する気」です。
『共に民主党』は「この男だけは長官にするわけにはいかん!」と人事聴聞会で17時間30分もいたぶったのですが、韓東勳(ハン・ドンフン)さんは屈しませんでした。
韓東勳(ハン・ドンフン)さんにかけられていた疑惑についても特に何が明らかになったわけでもなく、極左応援の『ハンギョレ』以外のメディアでは、これは『共に民主党』の完敗だろ――と評価されています。
人事聴聞会は終わったのですが、『共に民主党』が卑劣にも反対したため、聴聞報告書の採択ができていません。
2022年05月13日、尹錫悦。大統領は、国会に対し韓東勳(ハン・ドンフン)候補の聴聞報告書を05月16日までに提出するよう要請しました。
この期限が守られなければ大統領は任命強行に進むことができます。
つまり、尹錫悦は『共に民主党』がどれだけ反対しようが引く気はないのです。絶対に韓東勳(ハン・ドンフン)さんを法務部長官にする気です。
尹錫悦大統領は、検事長から左遷されて閑職に飛ばされてしまった韓東勳(ハン・ドンフン)さんに、「検察総長から辞職に追い込まれた自分」を重ね合わせているのかもしれません。また、検察総長の自分のあおりを食ってひどい目に遭った後輩に、復権の機会を与えたいという思いもあるでしょう。
韓東勳(ハン・ドンフン)さんが法務部長官になった後、どのような動きをするのかに要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)