アメリカ合衆国の『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)前議長で、現在財務省長官のジャネット・イエレンさん(下掲写真)が対中国で新たな動きをしていることが報道されています。
トランプ前大統領が対中国で課した関税の件です。このままでは2022年07月06日に中国に科した追加関税の期限が切れるのです。
合衆国は現在高インフレで苦しんでいます。中国からの輸入アイテムに追加関税が賦課されているため、これが物の値段をさらに押し上げているという考えがあるのです。
2022年06月08日、イエレン財務長官は「インフレの急上昇を緩和するために、米国がトランプ時代に中国に課せられた懲罰的関税の一部を撤回することを検討している」と述べました。
また、イエレン長官は数週間以内に関税についての情報を公表する予定だとも述べています。
ただし、中国に対する懲罰的姿勢を完全に崩したわけではありません。
バイデン政権は、懲罰的義務を「より戦略的な方法で再構成する」方法を検討しているとも述べているからです。
合衆国では超党派で中国に対して強硬な姿勢を取るように圧力をかける勢力があります。バイデン政権としても「中国に対して弱腰」と取られるわけにはいきません。
合衆国がどうするのかに要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)