韓国「公務員労組」が7.4%の賃上げ要求でまた集会! 完全な法律違反です

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小ネタですが「韓国だなぁ」という光景ですのでご紹介します。

現在の韓国政府、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は、前文政権が野放図に拡大した財政を縮小方向に持っていこうとしています。

緊縮方向で動いているので、公務員の給料も絞る方向です。人事革新処は企画財政部に2022年の公務員報酬を「1.7~2.9%」アップで提示した模様です。

ところが、2022年08月08日、『全国公務員労働組合』がソウル龍山区戦争記念館の前で、「高インフレなので7.4%の賃上げを求める!」という集会を開きました。

そもそも公務員が労働争議をしてもいいのか――という話なのですが、ここが韓国の面白いところで、労働組合勢力が「公務員だって労働争議ができるんだー」と頑張っているのです。

公務員が賃上げ集会を開催するに至る経緯についてはは以下の過去記事を参照ください。

韓国では公務員も労働運動。インフレなので給料を上げろ「7.4%上げろ!」
韓国は尋常ではないインフレに襲われています。物価が高騰すると……お金が足りなくなるという人が増えますので、韓国では「インフレだから給料上げろ!」という労働運動が増加する傾向を見せています。2022年06月23日には、ついに『全国公務員労働組...

日本の常識からすれば、仕事を放置して(要は国民のための仕事をせず)公務員が賃上げ要求で集会を開くという時点で面白いのですが、「7.4%」という要求水準の高さには驚く他ありません。まだインフレ率も7%には達していません。

また、注目ポイントは、賃上げと同時に「首切り反対」(人員削減反対)もスローガンとしている点です。

Money1でも何度かご紹介しましたが、前文政権は愚かなことに「国が雇用を作る」と称して公務員の数を増加させました。尹錫悦(ユン・ソギョル)政権はこの後始末もつけないといけないのです。

『全国公務員労働組合』は、先んじて人員整理に反対しているといえます。しかし、これはそもそも韓国の公務員労組法にも違反した行為です。

さすが韓国という光景ではありますが、法律違反ですので政府も完全無視を決め込むと思われます。

(吉田ハンチング@dcp)

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