2022年08月25日、『韓国銀行』は規準金利を「0.25%」(=25bp)上げました。これは『韓国銀行』始まって以来の4回連続の上昇です。
『韓国銀行』が金利を上げるのを判断する金融通貨委員会は、2022年内に10月、11月のあと2回あります。
この2回で金利をどうするのか、です。
先に、『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は「残りの金融委員会では0.25%ずつ上げるのが望ましい」と述べていました。
その後、08月25日にこの言葉を守って「0.25%上げた」わけです。この後、「0.25%」を2回続けると、現在の「2.50%」+「0.25% × 2回」で「3.0%」に達します。
08月25日金融通貨委員会の後、、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は「年末基準金利が2.75から3.0%になるという市場の期待は合理的」と述べています(韓国メディア『毎日経済』の報道から引用)。
李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は「2022年内に韓国の規準金利は3.0%になる」という言質を与えたことになります。
問題はいつもアメリカ合衆国です。08月25日の「0.25%上昇」によって、
合衆国政策金利:2.25~2.50%
韓国基準金利:2.50%
韓国基準金利:2.50%
と上限で並びました。
合衆国の『FOMC』は、
●09月20~21日
●11月01~02日
●12月13~14日
●11月01~02日
●12月13~14日
と残り3回。
とりあえず、次の09月の『FOMC』でまた合衆国が政策金利を上昇させることは確実ですので、金利差は広がります。09月の『FOMC』での上昇がハト派的「0.50%」(=50bp)なのか、タカ派的「0.75%」(=75bp)なのかまだ分かりませんが、仮に0.75%を取った場合、
合衆国政策金利:3.00~3.25%
韓国基準金利:2.50%
韓国基準金利:2.50%
と金利差はこれまで以上に広がります。その時、韓国からの資金流出が加速しないか、です。
(吉田ハンチング@dcp)