ここのところ韓国メディアでは韓国の原子力発電所についての記事が増えております。2020年10月14日には『韓国経済』に「[独占]頻繁に壊れる輸入原発部品…4,129億飛ばした」という記事が出ました。
主旨としては、これまでの原発停止事案を見ると、
しており、
ということです。また「なぜ国産化を進めないのか嗚呼」という嘆き節も入っています。同紙の記事より一部を引用します。
(前略)
年度別にみると
△2016年:3回
△2017年:3回
△2018年:3回
△2019年:1回
△2020年:2回などで外国製の部品の故障が着実に発生した。
最も長い時間稼動が止まっていた事例は、2017年月城3号機のアメリカ合衆国『FB&Dテクノロジーズ』が製造したフリージングプラグで発生した故障であった。
この装置は原発炉心冷却に使われる。当時原発が34時間ほど停止し、電気を生産できず、韓水原(『韓国水力原子力発電』のこと:筆者注)が本損害は872億1,000万ウォンに達した。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国経済』「[独占]頻繁に壊れる輸入原発部品…4,129億飛ばした」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
外国製の部品に高いお金を払って故障するのが困るので、部品を国産化しましょうよという話なのですが、では「韓国製の部品」にしたら壊れないのかといえば……恐らくそんなことはないでしょう。
また、先にご紹介したとおり、文在寅大統領が「クリーンエネルギー政策」を取って原発産業を目の敵にしているので、今から原発部品の開発に乗り出す韓国企業があるとは考えられません。
韓国では原発産業は完全に斜陽産業なのです。なにせ、あの『斗山重工業』が「(仕方がないので)風力発電だー!」などという始末ですから。
(松田ステンレス@dcp)