2022年09月08日、中国の国家外貨管理局から2022年08月時点での外貨準備が公表されました。
以下をご覧ください。
外汇储备……3兆548.81億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:-491.90億ドル基金组织储备头寸……101.69億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:+0.57億ドル特别提款权……512.93億ドル
(SDRs)
対前月比:-5.18億ドル黄金……1,074.90億ドル
(Gold)
対前月比:-23.49億ドル其他储备资产……-0.71億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:+2.72億ドル計:3兆2,237.62億ドル
対前月比:-517.28億ドルデータ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト
外汇储备(Foreign currency reserves)は「3兆548.81億ドル」となり、前月から一気に「491.90億ドル」も減少しました。
2021年04月から2022年08月までの外汇储备(Foreign currency reserves)の推移を見ると、以下のようになります。
直近でいえば、2021年12月の「3兆2,502億ドル」を最高値(さいたかね)で、以降は右肩下がりを続けており、当月が「3兆549億ドル」。
ざっくり2,000億ドルも外貨準備が減少しています。
いよいよ中国の外貨準備高は3兆ドルを割りそうな勢いです。
先にご紹介したとおり、中国は合衆国公債の保有金額も減少させており、こちらはすでに2022年06月時点で1兆ドルを割っています。
筆者などは、台湾侵攻に備え、合衆国に押さえられても被害が最小で済むように外貨資産のポートフォリオを変更しているのではないかと邪推しますが、上掲のようなデータを見る限り、中国が外貨資産を減らしているのは確かです。
(吉田ハンチング@dcp)