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韓国「米イエレン財務長官」にウォン安対策で泣きつく。「いざとなったら本当に助けてもらえるのですか」

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2022年09月30日、韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官が、アメリカ合衆国のジャネット・ルイーズ・イエレン(Janet Louise Yellen)財務長官とカンファレンスコール(電話会議)を行いました。

10月01日、企画財政部は本件についてのプレスリリースを出したのですが……。

注目ポイントを和訳しましたので、以下をご覧ください。

(前略)
【主な議論内容】

1.(グローバル経済動向)両国大臣は、グローバル流動性の縮小、ロシア-ウクラ戦争の長期化などでグローバル実物経済・金融市場の不確実性が拡大されている現状診断について意見を交わした。

ㅇさらにロシア発のヨーロッパのエネルギー危機、新興国の債務や持続可能性の問題など、潜在的な追加の下方リスクもある状況で、両国間の緊密なコミュニケーションと調整を継続して行うことで合意した。

2.(外国為替市場の協力)秋副首相は、緊縮的なグローバル金融の状況が韓国経済にとって少なくない負担として働いている中で、両国が最近の金融・外国為替市場トレンドを綿密にチェックし、外国為替市場関連で協力を強化しなければならないことを強調した。

ㅇ秋副首相とイエレン長官は、最近の外国為替市場の動向に関する意見を交換した。ドルウォン為替レートの急激な上昇にもかかわらず、韓国経済は良好な外貨流動性状況、十分な外国為替保有額背中に力を入れており、依然として堅調な対外健全性を維持していることに意見の一致をみた。

ㅇ両大臣は、最近韓国を含む主要国の流動性の梗塞が拡散などによる金融不安の深化なる場合、必要に応じて流動性供給装置を実行するために両国が緊密に協力する準備ができている点を再確認し、関連議論を続けることにした。

*「the two countries are ready to work closely together to implement liquidity facilities when necessary, such as when financial instability is aggravated by the spread of liquidity crunch in major economies, including Korea.」
(これは先にイエレン長官が訪韓したときの合意文書にある文言:引用者注)
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相、合衆国財務大臣とカンファレンスコールを実施」
強調文字、赤アンダーラインは引用者による。

「ドルウォン為替レートの急激な上昇にもかかわらず、韓国経済は良好な外貨流動性状況、十分な外国為替保有額背中に力を入れており、依然として堅調な対外健全性を維持している」という認識が一致した、と書いているにもかかわらず――、

必要に応じて流動性供給装置を実行するために両国が緊密に協力する準備ができている点を再確認」しています。

要は、「韓国が流動性枯渇の危機に陥った場合、助けてもらえるんですよね?」という確認です。

このように、企画財政部が出したプレスリリースの内容は、企画財政部が「ウォン安急進」に困ってイエレン長官に泣きついたとしか思えないものとなっています。

わざわざ電話会議を行って、流動性確保についての確認を行わなければならないほど韓国の金融当局は困っているのか、と考えさせられます。

(吉田ハンチング@dcp)

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