韓国メディアでも、『ソフトバンクグループ』の総帥・孫正義CEOの動向はよく報じられます。在日韓国人の実業家で、世界的に成功した経営者と認められているからでしょう。
読者の皆さまもご存じのとおり、暗号資産の取引所『FTX』が破綻したのですが、これによって孫正義さんが1億ドルの損を出すことになったと韓国メディアも報じています。
『Bloomberg』の報道によれば、『FTX』の負債は2022年11月10日時点で「約90億ドル」。これに対して流動資産はわずか「9億ドル」しかなかったとのこと。
また、貸借対照表には「内部で適切に分類されていない隠された」法定通貨口座が80億ドルのマイナス状態にあることや、ユーザーが先週50億ドル引き出したこと――も記事になっています。
⇒参照・引用元:『Bloomberg(日本語版)』「【FTX】バランスシート状態に衝撃広がる、顧客資産回収は望み薄か」
とてもではありませんが、『FTX』から投じられた資金を回収するのは不可能な模様です。
韓国メディア『毎日経済』は以下のように本件を報じています。
↑『毎日経済』記事の紙面。わざとこういう写真を使っているのでしょう日本ソフトバンクが暗号資産取引所『FTX』の破産申請で約1億ドル(約1,319億ウォン)の損失を記録すると推定された。
11日(現地時間)、『Bloomberg』は消息筋を引用して「ソフトバンクがFTXに1億ドルの資金を投資し、来る第4四半期にこれを償却すると予想される」と報道した。
先にソフトバンクはFTX投資の事実を認めたが、どれだけの資金を投資したかは公開しなかった。
ただし、『FTX』は声明を通じてソフトバンクが昨年9億ドル規模のシリーズBファンディングラウンドに参加したと明らかにした。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「孫正義もFTX破産申請で1,319億ウォン失った」
あちこちに投資して資産価値を膨らませてきた『ソフトバンクグループ』ですが、資産価格の下落という逆風状態で困っています。韓国メディアも『ソフトバンクグループ』の苦境には注目しており、なんとか孫さんには苦境を脱し、また大儲けをしていただきたいものです。
(吉田ハンチング@dcp)