韓国通貨「ウォン」が、2008-2009年の韓国通貨危機以来の安値水準まで進んだ2020年03月の第3週がようやく終わりました。03月20日(金)のドルウォンは(ほぼほぼ)以下のように締まりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
先の記事、20日23:51現在では終値およそ「1ドル=1,247ウォン」だったのですが、その時点より「7ウォン」もウォン安が進みおよそ「1,254ウォン」で決着しました。
これで2020年03月第3週が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」でチャートを見てみましょう。
03月16-20日の第3週は長い上ヒゲを持つ大きな陽線となりました。なにせテッペンは「1ドル=1,292ウォン」で、「1,300ウォン」に達するような勢いがありました。FED(Federal Reserve System:連邦準備制度)が韓国銀行とスワップラインを結ばなかったら1,300ウォンを突破していたかもしれません。
韓国の通貨「ウォン」はローカルカレンシーであるが故に合衆国の影響を大きく受けます。FRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)による「スワップライン拡大の発表」は、ウォン安の急伸にひと息つかせましたが、これで大丈夫というわけではありません。
03月23日(月)から始まる第4週もドルウォンがどうなるのか目が離せないでしょう。
(柏ケミカル@dcp)
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